私の履歴書(中学~大学編)

中学、高校時代

(小学6年、伊勢志摩修学旅行 夜釣り)

私の実家は農業(シイタケ栽培、稲作)をしていて、父はすごく働き者でした。毎日、朝5時には起きて畑仕事をして、朝食の後はまた仕事に行き、夜遅くまで働いてました。
小さい頃は貧乏でしたが、私が中学に入った頃には経営も安定していた気がします。

▽父は自分が小さい時に食べれなかったからか、私たちに「もっと食べろ、もっと食べろ」と言います。朝から、炒めもの、ご飯、味噌汁、菓子パン、牛乳と・・食べ物が溢れていました。

他の家族は各自でセーブして腹7~8分目に食べていたのでしょうが、私はそれができず、お腹が満腹になってはじけるくらいまで食べてしまいます。

そして、その朝食を消化し終える前に学校給食があり、また欲張って余っている牛乳とかも飲んでいました。帰宅後はお腹も減っていないのにおやつを食べ、晩ご飯も張り裂けそうなくらい、お腹いっぱい食べていました。

兄は太ってましたが、さっと食べて「ご馳走さま・・・」という感じで、必要以上には決して食べませんでした。それに対し、私はダラダラと食事が終わった後もお菓子を食べたりしていました。”お腹が減ったら食べる”という習慣がなかったから、食事の時間になったら、お腹が減ってなくてもまた満腹まで食べるという感じでした。

■特に一番の成長期である中学1年の秋以降がひどく、食べ過ぎから胃腸を壊し、髪が細くなり、抜け毛とかも増え、

・爪がカニの抜け殻のようにペラペラになり
・口角炎(口の端が切れる)で唇はすごくただれ
・歯にはヒビが入り

その後の1年間で身長は5ミリ近く縮み、筋力も低下しました。
その後、徐々に食べ過ぎないように注意して体調はある程度は回復しましたが、吸収障害のような感じでした。

身長もそれ以来、ほぼ止まってしまいました。多分、その時の最低限の身体を維持するだけの栄養(カルシウムなど)を摂取するのが精一杯で、成長までには回せなかったのでしょう。

高校時代は何となく部活動や勉学に励んでいましたが、高校卒業式が終わって、大阪医大に胃腸の検査で入院しました。胃カメラを飲んだところ、「胃が老人のように痩せているね・・・」と言われたのを覚えています。外が痩せているのだから内臓も痩せているのは当然であり、自分の中では想定内のことです。
  

大学入学時

1年間の浪人生活を経て、東京農工大学に入学したとき30キロ台にまで激ヤセしていました。
自分でも気が付いたら、鏡で自分の姿が見れないくらい痩せていました。

何枚も重ね着してごまかしてましたが、当然友達もできません。
さすがにこれは何とかしないと思ってましたが、元々プロレス好きだったので、東京都国分寺にあるゴールドジム(ワールドジムだったかも?)に通いだしました。

本格的なボディビルをやっている人が多かったし、インストラクターの方もボディビルダーだったので初めは凄く馬鹿にされ笑われました。そらそうですよね・・・100キロ近いムキムキの人達に混じって30数キロの私がいるのだから。

「ちゃんと、肉とか食ってるのか?」
「インスタントラーメンばっかり食ってるんじゃねだろうな~」
「プロテイン飲め・・・」

という感じでした・・・。

▽その時の私の身体の状況はと言うと・・・

■空腹を感じることはほぼなく、いつも下っ腹が重たく感じる。
■玉子や肉などの良質のたんぱく質を摂ると、6~8時間後に血液ができる瞬間が分かる。
■夜11時頃寝ると、スースーと血液が合成されていくのが分かる(たぶん成長ホルモンが出て、毎日破壊された分の血液が合成されている)。
■空腹時に牛乳を飲むと、胃壁からカルシウムや栄養が身体に入っていくのが分かる。(す~っと神経が落ち着いていき、ミネラルを奪われた歯の付け根がズキズキ痛くなる)

というような状況でした。

▽毎日無理して食べて(プロテインも飲んで)ジムに通ってましたが、15キロ程度の(安全装置のついた)重りしか挙げられません。

身体が栄養を摂ろうとして、腸が必死で動いているのはわかりました。必死で摂ろうとしているけど摂れない様子でした・・・。

朝起きたら、お腹は食べたものを消化しきれずズシッと重たく、微かにある筋肉がプクッと固くなるだけでした。
数か月が過ぎても一向に筋力も増えないし、『もう~たくさん無理して食べても太ることはないな・・・』と思いました。

いくら食べても消化しないのではダメだと思いました。それから、できるだけ消化のよい炭水化物とタンパク質を摂るようにしたんです。具体的には、鶏胸肉を使用した半熟の親子丼などです(玉子の中では、生や固ゆでより半熟状態が一番消化がよかったし、玉子は栄養バランスが良かったので)。

そして、消化の妨げになる繊維質脂肪などはほぼ摂らないようにしました。

▽そんなある日、ジムから帰って疲れてぐったりしていると、お腹の腸のあたりがキュッと内側に引かれるように痛みました。自分では腸から何か剥がれたような感じでしたが、その直後すぐに血液が増えていくのが分かりました。

先ほども言った通り、その当時から血液ができる瞬間が分かる状態でしたが(それまではただ単に、毎日破壊された分がまた合成されていくというような感じでしたが)、その日はあきらかに増えている感じでした。

翌日ジムに行くと、それまで15キロ挙げるのが苦痛だったのに、次の20キロまで挙げることができました。そうです筋肉もついていたのです。

それから、数か月経ったある日、たった一日でキロ近く太りました(太るというか筋肉もつきました)
具体的には、3日間くらいに渡って食べて太っていったんですが、太る原因はたった半日程度でした。

詳しくはここでは説明できませんが、それが私の言う『腸内飢餓』のメカニズムです。

そうやって世間を見ると、「あまり食べないのにすぐ太ってしまう」という人は私が太った時と同じ様に、軽く食べ空腹をいつも我慢していました。それに対し、「食べても太れない・・・」と嘆く人は、私が太れなかった時と同じように、出来るだけ高カロリーなものを摂ろうとしていました。

つまり簡単に言うと、今の常識とされている事は理論がほぼです。

「食べても太らない」という人や「あまり食べてないのに太ってしまう」という人は、遺伝体質でも何でもなく、単に本来すべきことの逆をしているというだけです。現在のカロリーに基づく理論が間違っているのです。

それを説明する為に、私はこのブログを始めました。

最後に

その当時は親も恨んだし、同じ世代の若者が楽しく遊んでいるのに自分だけ何故こんな辛い思いをしないといけないんだろう・・・なんて思いました。
しかし今になって考えると、「たぶん神様が与えてくださった試練だったのでは?」と自分の中では肯定的に考えることができます。

 

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